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中国のネット人口、2020年には11億人に拡大―政府系機関が予測

中国の政府系シンクタンク、国家情報センターでは、昨年末に6億5000万人だった同国のインターネット・ユーザー数が、2020年には11億人まで拡大すると予想している。中国紙・南方都市報が20日伝えた。

同センター、情報化研究部の張新紅主任が19日、南方都市報関連のイベントで語った。

張主任は、中国のネット人口がすでに世界一となっているが、普及率で言えばまだ非常に低いことと指摘。ただ、政府がネット分野の発展を重要視し、支援策を次々と出してインフラ整備を進め、ブロードバンドの普及も図っていることから、2020年には家庭でのブロードバンド普及率が70%まで上がり、農村部の通信速度も上がってネット人口が11億人まで増えるとの予測を示した。

中国国務院は2020年に総人口を14億5000万人に抑制するとの目標を示しており、「ネット人口11億人」が現実となれば、中国国民の大部分がネットを使う状況となる。