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中国、農業の汚染深刻化

農業部の張桃林副部長は、中国の農業が直面している汚染状況について「一部は好転しているが、地方によっては悪化しており、楽観できない」と述べた。4月14日、新華網が伝えた。

汚染物質の種類が多く、範囲が広範にわたっていることから、今後、国家としても対策を強化するという。
西北の干ばつ地区では農業用フィルムの大量使用による汚染問題が深刻化している。中東部地区では化学肥料、農薬が土壌を汚染している。南部では畜産の大規模化によって、排泄物汚染が目立つという。

張桃林副部長は「現在、中国では豚を12億頭飼育している。家畜の排せつ物は最大の汚染源の一つで、畜産の大規模化が進む中で見過ごせない問題だ」と述べ、2020年までに化学肥料、農薬使用の増加をストップし、家畜のふんや農業フィルムのリサイクルや無害化処理を目指す意向を示した。