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中国の今年の成長率予測7.1% 世銀が下方修正

世界銀行は「東南アジア太平洋地区経済半年報」を公表し、今年と来年の中国の経済成長率をそれぞれ7.1%、7.0%と予測、昨年10月時から下方修正した。4月13日、新華網が伝えた。

2014年の中国の経済成長率は7.4%に減速した。世銀は今後も中国経済の成長鈍化が続くとみており、昨年4月には今年の成長率を7.5%と予測したものの、同10月に7.2%へと下方修正していた。

今回、世銀は成長率予測を再度下方修正したものの、「全体的には楽観視している」と7%の水準を維持、報告書では「成長モデルが投資牽引型から消費牽引型へとシフトする中で、中国は引き続き構造改革を進めるべきだ」と強調した。  
アジア太平洋地区について世銀報告は「途上国の成長は若干鈍化する」と指摘。東南アジアの途上国の今年、来年の成長率を2014年より2ポイント低い6.7%と予測した。

世銀は「原油価格の下落は東南アジア国家の内需を刺激し、財政改革の推進にもプラスに働く。成長率が若干鈍化するとはいえ、世界成長への貢献度は依然として高い」とコメントしている。