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中国、第1四半期の自動車生産販売は伸び率鈍化 商用車不振

中国自動車工業協会は今年第1四半期の自動車生産台数が前年同期比5.26%増の620万1600台、販売台数が同3.9%増の615万3000台だったと発表した。伸び率は2013年、2014年から大きく縮小している。4月9日、新華網が伝えた。

減速の主因は商用車の販売不振だ。乗用車の生産が同10.66%増の531万100台、販売が同8.95%増の530万5100台だったのに対し、商用車の生産は同18.44%減の89万1500台、販売は同19.48%減の84万7900台だった。

国家統計局中国景気観測中心によると、第1四半期の自動車業界景気指数は前期比0.5ポイント低下の98.8だった。景況感には冷え込みが見られるが、中国汽車工業協会によると、MPVやSUVの売れ行きは引き続き好調で、特にSUVの生産販売はともに前年同期比48%増の129万台となった。MPVの生産も同14.56%、販売は同19.3%伸びた。

中国自主ブランドの市場シェアは3カ月連続で拡大した。第1四半期の自主ブランドの販売台数は同20.79%増の229万2200台で、乗用車全体の43.21%を占めた。シェアは前年同期比4.23%上昇した。SUV、MPVの市場シェアはそれぞれ56.4%、90.6%だった。