東京商工リサーチがまとめた2014年の「全国社長 出身地・出身校」の調査によると、本県は人口に対する出身社長数の割合「社長輩出率」が全国2番目に高かった。過去4回の調査ではいずれも全国1位だったが、今回は前回2位の徳島県がトップに立った。
同社の企業データベース約269万社の代表者データ(個人企業を含む)から出身地を抽出。都道府県別の人口(13年10月1日現在の総務省の人口推計)に占める各出身社長数の割合を算出した。
本県出身の社長は1万4646人で、人口113万6千人に対する割合は1.289%だった。同社の担当者は「『辛抱強くて堅実』な県民性から老舗企業が多く、社長輩出率の高さに影響している」と説明。一方で「輩出率の高止まりは人口減少の表れでもあり、手放しでは喜べない」と指摘している。
徳島県出身の社長は9884人で、人口76万6千人に対する割合は1.290%。本県との差は0.001ポイントだった。
本県出身の社長数の順位は前回と同じ24位。社長の出身地と会社の所在地が一致する「地元率」は82.53%で、前回より順位を一つ上げて10位だった。社長数1位は前回に続き東京都の7万4867人。地元率1位は前回と同様に沖縄県の94.43%だった。
■都道府県別の社長輩出率(14年)
順位(13年) 都道府県 輩出率(%)
1位(2位) 徳島県 1.290
2位(1位) 山形県 1.289
3位(3位) 香川県 1.206
4位(4位) 秋田県 1.100
5位(5位) 愛媛県 1.028
6位(6位) 大分県 1.009
7位(7位) 山梨県 1.007
8位(8位) 広島県 0.978
9位(9位) 島根県 0.967
10位(11位) 福井県 0.955