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2カ月連続「50」上回る 3月の景気DI前月比0.2ポイント改善 群馬

 県内の3月の景気DIは前月比0・2ポイント改善して50・5となったことが帝国データバンク群馬支店の景気動向調査で分かった。景気判断の分かれ目となる水準の「50」を上回ったのは2カ月連続。

 都道府県別順位では5位で、隣接の北関東エリア(茨城、栃木、群馬、山梨、長野)では8カ月連続でトップとなっている。

 規模別DIでは、大企業が前月比2・4ポイント悪化の55・4、中小企業が1・0ポイント改善の49・5、小規模企業が3・8ポイント改善の48・4。規模が小さい企業ほど改善幅が大きくなり、規模間格差は前月の9・3ポイントから5・9ポイントに縮小した。

 業界別DIでは、サービス業の61・8をトップに建設業57・4、製造業51・3と続き前月比では5業界で改善した。その一方、前月比16・6ポイントと大幅に悪化した不動産業をはじめ3業界が悪化するなど業界間でのばらつきがみられた。

 先行き見通しDIでは、総体としては3カ月後、6カ月後、1年後といずれも51を上回る改善見通しとなっている。同支店では「先行きの不透明さを訴える声も多く、あらゆる業界で景況感が底上げされるには時間を要する」としている。