北京の賃貸住宅市場は３月に入り、活況を呈している。４月１日、北京日報が伝えた。

偉業我愛我家の統計によると３月の賃貸平均価格は１件あたり３９８２元と、２月比で３．６１％、前年同月比で３．６１％上昇した。成約件数は同社成約分で前月比２１８．９％増、前年同月比２７．６％増だった。

同社の胡景暉副総裁は「今年の春節後の動きは、成約件数が大幅に増えている一方で価格の上昇は緩やかだ」と指摘。２０１０年以降をみると、同年３月の賃貸価格は前年同月比１１．５％増、２０１１年は同１６．４％増、２０１２年は５．９％増、２０１３年は１２．５％増、２０１４年は同３．５％増となっている。マクロ経済の減速や物価上昇の一服が背景にある。

最近は住宅の供給が増える一方で、北京市の人口増に歯止めがかかっており、需給は緩和している。