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第1四半期のCPI上昇率1.2%、PPI4.4%低下 中国銀行予測

中国銀行は30日に公表した「2015年第2四半期経済金融発展報告」で、第1四半期のGDP成長率を昨年及び昨年同期より0.4ポイント低い7%前後と予測した。また、第1四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同期比1.1ポイント低下の1.2%、生産者物価指数(PPI)は4.4%低下すると予測。第2四半期のGDP成長率は同0.3ポイント低い7.2%前後と見ている。3月30日、証券時報網が伝えた。

報告では第1四半期の中国経済について、需要の鈍化や春節という季節要因などで、物価の上昇は鈍化が続くと分析。生産についても生産設備の過剰や国際原油、石炭、鉄鉱石など輸入資源及び原材料価格の下落が主因となり、低水準で推移すると分析している。

第2四半期については、世界経済が回復に向かい、世界のGDP成長率が昨年同期の2.6%を上回る3%になると予測。経済市場化改革の進展に伴い、中国のGDP成長率は7.2%、CPI上昇率は1.3%前後、PPI下落率は3.8%前後になると予測している。