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広州の自動車販売が大幅落ち込み、昨年末のピーク時より3割以上の販売減―中国

広州では自動車販売が大きく落ち込んでいる。1月と比較すると1~2割、昨年末のピーク時と比べると3割以上の販売減となっている。3月25日、羊城晩報が伝えた。

自動車販売店は訪れる人も少なく閑散としている。米系のディーラーは「多い月には170台売れるが、今月の販売台数は多くても130台だろう」と語った。独系ディーラーも、今月の販売台数を1月比2割減と見込んでいる。

販売不振の背景について、業界では経済減速、広州、深センでの購入制限のほか、広州珠江デルタ地区での排ガス基準の厳格化があるとの見方が多い。欧州系の業者は「(排ガス基準)国5が実施され、国4以下の価値が大きく落ちた。買い替えを考えていた消費者も、二の足を踏んでいる」と指摘した。

市場環境が悪化し、競争が激しくなる中、新車のキャンペーンも増えている。トヨタの新型ハイランダーは競合車種となる長安フォードの「鋭界」を意識して割安な価格を打ち出した。日産もエクストレイルを大幅値引き。自主ブランドメーカーの一部車種より低い値段となっている。