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中央財政赤字、1兆1200億元拡大―中国

財政部は2015年の中央財政予算を公表した。3月26日、経済参考報が伝えた。

2015年の中央一般公共予算収入は前年比7%増の6兆9230億元。そのうち国内増値税予算数は同1.9%増の2兆1500億元、国内消費税予算数は同25.7%増の1兆1200億元、営業税予算数は同20.2%減の55億元。行政事業性費用徴収収入予算数は同9.1%減の380億元。今年は費用徴収項目の一部を廃止し、小規模零細企業の費用徴収も一部減免したため、同予算は減少した。

支出をみると、一般公共サービス支出予算は同4.3%減の1004億9100万元。教育分野の中央級支出予算数は同3.9%増の1291億5100万元。前年度の繰り越し分を加算すると同8.8%増。科学技術支出予算数は同5.4%増の2587億2500万元で、前年の繰り越し分を加算すると同12.3%増となる。

中央財政の赤字は拡大が続いている。昨年の国債残高は10兆708億3500万元だったが、今年は赤字がさらに1兆1200億元増えて、年末には11兆1908億3500万元となる見込み。