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中国PMI、3月は11カ月ぶり低水準―HSBC

HSBCが公表した3月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は49.2と、昨年4月以降最も低い水準だった。3月25日、中国証券報が伝えた。

生産指数は50.8。新規受注指数は2カ月連続下降して11カ月ぶり低水準の49.3となり、50を割った。雇用指数は47と17カ月連続で50を下回っている。購買価格指数は小幅上昇し44.7だった。

HSBC中国チーフエコノミストの屈宏斌氏は「中国の製造業はやや不振といえる。新事業の受注は全体として下降している。国際原油価格の下落を受け企業のコストも減っている」と述べた。

野村証券は「内需が一層弱含みしている。デフレの進行を示唆しており、第1四半期の成長率は6.9%程度に落ち込むのではないか」と指摘した。JPモルガンチェースも第1四半期の中国のGDP成長率を前期比6.3%増から同5.3%増に、今年の成長率を7.2%増から7.0%増に下方修正した。