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中国コークス価格、今年も低迷か―中国メディア

2014年のコークス価格は前年比25.8%超下落した。今年も上昇は見込みにくいという。3月4日、北京商報が伝えた。
山西省など主要産地のコークス価格は2012年以降50%前後下落している。今年に入ってからも経済減速や鉄鋼需要の低迷の影響を受け、低下傾向にある。同省の業者は「1トン生産すると335元の赤字が出る」と述べた。

輸出が増加傾向にあるとはいえ、4億トン超の生産量からすれば貢献は限られており、企業の経営状況を根本的に改善させるには至らない。生産設備の建設抑制や淘汰で、今年の業況は好転が期待されるが、価格は相変わらず低い。コークス業界は産業集中度が低く、生産チェーン全体の中での力も強いとは言えないため、鉄鉱石価格の下落などの影響も避けられない。