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中国、アジアで第二の不動産投資国に

CBREが公表した2014年アジア海外不動産投資データによると、昨年のアジアの投資家による海外不動産投資は前年比23%増の400億ドルで、2年連続で過去最高となった。投資が最も多かったのはシンガポール、中国は101億ドルで2位だった。3月3日、第一済経日報が伝えた。

中国の投資家の主役は保険会社、ディベロッパーで、パリやロサンゼルスなどが資金の流れ先になっている。

CBREによると中国の海外投資は前年比25%増。保険会社の投資額は同100%、ディベロッパーの投資額は同310%伸びた。

また、アジアの投資家の投資先には広がりが見られ、オフィスビルが相変わらず主流ではあるものの、ホテルや工業不動産にも注目が高まっている。

復星国際も数十億元を投じてロンドン、ニューヨーク、日本でオフィスビルを買い求めている。今年1月には同社の系列企業がオーストラリアの投資管理会社と組んでシドニーのオフィスビルを取得した。昨年2月は緑地集団が10億ドルを投じ、ロサンゼルスでホテル建設に着工した。万達集団も昨年、スペインの建物を2億6500万ユーロで取得し、ホテルや商業施設、住宅が一体となったビルの建設を計画している。

投資先として最も人気なのは依然としてニューヨークとロンドンだが、昨年はパリ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンの人気上昇がみられた。欧州、中東、アフリカへの投資額は前年並みの137億ドル。アジアでは日本が最大の投資先で、その次は中国だった。