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1月の貿易縮小は国際大衆商品価格の低迷が原因 中国商務省

中国商務部の陳丹陽報道官は、1月の輸出入額が縮小したことについて、「国際市場の大衆商品価格が低迷しているほか、出勤日の減少などが影響している。いずれも特殊要因だ」と述べた。2月16日、中国新聞網が伝えた。

税関総署によると今年1月の中国の輸出入総額(速報値)は前年同期比10.9%減の3404億8000万ドル。輸出は同3.3%減の2002億6000万ドル、輸入は同19.9%減の1402億3000万ドル。貿易黒字は87.6%拡大し600億3000万ドルだった。

沈丹陽報道官は「国際市場の大衆商品価格が下落しており、企業もさらに下がるのを待って輸入を手控えている。また、国際市場の商品価格の下落は、中国商品の輸出価格にも影響している」と述べた。

また、今年1月の出勤日は昨年より1日少なく、輸出、輸入をそれぞれ95億4000万ドル、66億8000万ドル下押しする要因となったと解説した。

1月の輸出を国別にみると対ASEANは同15.5%増の274億4000万ドル、対台湾は同8.5%増、対英国は同6.5%増、対ニュージーランドは同6.1%増、対インドは同5%増だった。対米国は同4.8%増、対カナダは同1.9%増だった。