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外資企業の経営は安定、中国撤退ブームなど起きていない―中国紙

シチズンやパナソニック、マイクロソフトが相次いで中国拠点の閉鎖を表明したことを受け、外資の中国離れブームがささやかれる中、中国共産党機関紙・人民日報の海外版が13日、国連貿易開発会議(UNCTAD)のデータを基に「中国市場の魅力の高さ」を示し、反論した。

UNCTADが先ごろ発表した世界の投資動向に関する報告によると、14年の中国への海外直接投資は前年比約3%増の1280億ドルとなり、外資流入量で初めて世界一となった。14年の全世界の海外直接投資が前年比8%減であることを考えれば、中国市場の魅力の高さがよく分かる。

14年に新たに中国に進出した外資企業は前年比4.4%増の2万3800社に上る。上海自由貿易試験区の開設により中国の外資を引き付ける魅力がさらに増した。現在、外資企業の経営状態は安定しており、採算性も納税額も全国平均を上回っている。