無料相談受付中

1月の中国石炭輸入量53%減 新規則実施で手控え

税関総署は2015年1月の中国の石炭輸入量は前年同月比53.2%減の1678トンだったと発表した。1月としては15年ぶりの低水準で、実施後1カ月経った石炭輸入に関する新規則の影響が現れている。2月9日、毎日経済新聞が伝えた。

平安銀行エネルギー鉱産部中心の周泰主任は「『商品石炭品質管理暫定規則』が実施され、新基準が出たばかりの状態で、多くの輸入業者が輸入を手控えている。基準に一致しない商品は実際に受け入れを拒否されている。また、国内需要も低迷している。価格低迷は輸入には有利だが、今後も価格が下落する可能性があり、積極的には動けない」と解説。「3月には輸入は回復するだろうが、多くても2000万トン程度だろう」との見方を示した。

業界では今年の石炭輸入は低迷するとの見方が支配的で、中国石炭工業協会の姜智敏副会長は今年1月、「新規則の実施で、今年の輸入は大きく減少するだろう」と述べていた。