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中国のサービス業PMI51.8 昨年8月以来の低水準―HSBC調べ

HSBC銀行が発表した1月の中国サービス業購買担当者指数(PMI)は前月比1.6ポイント低下の51.8%となり、2014年8月以来最低の水準となった。2月5日、北京商報が伝えた。

業界内では、PMIのデータから判断するにサービス業も実体経済の成長鈍化に直面しており、金融政策面でも近いうちに利下げが行われるとの見方が広がっている。

HSBC中国チーフエコノミストの屈宏斌氏は「サービス業自体は拡大しているが、輸入及び輸出価格が伸び悩んでいる。ただ、最近は不動産販売も回復しており、サービス業の景況感にプラスに働いている」と述べた。

1月は中国当局が発表した製造業PMIやHSBC製造業PMIも下落した。中信証券チーフエコノミストの諸建芳氏は「1月の下落は春節などの要因もあるが、全体としては経済全体の低迷を示唆している」と指摘した。