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中国、ショッピングセンター急成長、オンラインとの連携模索も

百貨店など従来型の小売店が伸び悩む中でショッピングセンターは順調な成長を続けている。ただし、インターネットショッピングの攻勢はすさまじく、マクロ経済の成長鈍化や、テナント料、人件費の高騰などもあり、ビジネスモデルの見直しなどを迫られている。2月5日、羊城晩報が伝えた。

中国連鎖経営協会などが公表した報告書によると、2013年末と2014年前半の商業用不動産開発投資は市場全体をそれぞれ8.5ポイント、9.1ポイント上回った。調査に応じたディベロッパーの大部分が、商業用不動産の開発は住宅に比べて将来性があると答えたという。

同協会の武端玲副秘書長は「ショッピングセンターは一級都市に集中しているが、市場は飽和気味で、二、三級都市に主戦場を移すディベロッパーも増えている。ただし、百貨店やコンビニに比べて存在感はますます高まっている」と述べた。

万達集団は昨年、広州増城、銀川西夏などでショッピングセンター24施設をオープン。他の大手業者も地方都市への拡大を積極的に進めている。

また、モバイルネットやアプリなどを活用した、オンラインとオフラインの融合も進んでおり、飲食店の待ち時間を減らすようなサービスもある。

現在、中国には3500のショッピングセンターがある。2016年までにオープンするショッピングセンターで、面積で見た世界トップ20のうち13は中国内に建設されているとの報告もある。2025年には中国のショッピングセンターは1万を超えるとみられている。