無料相談受付中

オーストラリア移住の中国人45万人、10年前から倍増―豪メディア

オーストラリア統計局が29日に移民に関する統計データを発表した。同局の報道官は、現在同国には中国からの移民が45万人いることを明らかにした。現地華字メディア・澳州新快網の報道を、シンガポール・聯合早報が29日に伝えた。

海外で生まれたオーストラリア人、すなわち他国からの移民数は年々増加傾向にあり、総人口の28%にあたる660万人にのぼる。同局の報道官は「歴史的に見て、オーストラリアにおける移民の割合は高い。しかし、今の割合は1800年代後期のゴールドラッシュ以来最高の水準に達している」とコメントした。

この報道官はまた、2005-06年以降、移民の増加が同国の人口増を大きく後押しする状況となっており、増加人口の50%以上を占めていることも明らかにした。英国とニュージーランドからの移民がもっとも多く、この2カ国出身のオーストラリア人は180万人以上にのぼる。3番目に多いのは中国の約45万人、4番目はインドの約40万人で、両国からの移民数はこの10年でそれぞれ2倍になった。

オーストラリア国内の人口移動では、クイーンズランド、ビクトリア、西オーストラリアの各州で、移住してくる人の数が出て行く人の数を上回っているという。