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高級ワイン消費減り、大衆品が台頭 中国市場に変化

ワインの輸入大国に成長した中国はブランド淘汰の時期を迎えた。今後1~3年で、高級品の消費が縮小するとともに、コストパフォーマンスの高い大衆品のシェアが伸びそうだ。1月18日、新華網が伝えた。

中国-ASEANワイン協会の呉建琴副会長は「上海税関の2014年1~11月のワイン輸入量は1.1億リットルで、前年同期比2.6%減少した。価格は同23.3%下落の50億4000万元だった。1リットル当たりの平均輸入価格も同21.2%下落し、46.5元となった」と紹介し、「上海以外も同じような状況だ」と述べた。

業界関係者によると、「倹約令」の影響で高級ワインの消費が低迷するとともに、大衆品のシェアが急拡大しているという。今後、二、三級都市でのワインの普及やネット販売の拡大により、ブランドのさらなる淘汰が進みそうだ。