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今年の世界成長率、3%に下方修正=世銀

世界銀行は「世界経済展望」の中で2015年の世界経済の成長率を従来の3.4%から3%に下方修正し、中国の成長率を7.1%とした。1月14日、中国新聞網が伝えた。

同報告では、2016年における世界経済の成長率を3.3%、2017年を3.2%と予測。「世界経済の回復は弱く、二極化が鮮明となっている。米英は労働力市場の回復や金融緩和の維持などで経済活動が活発化しているが、ユーロ地域や日本は活力に乏しい」と分析した。中国については2016年の成長率を7%、2017年を6.9%と予測した。

今後のリスクとしては国際貿易の低迷、主要国の利上げによる金融市場の混乱、原油価格下落による産油国のバランスシートの悪化、ユーロ地域と日本経済の長期低迷などを挙げた。

途上国の成長率は2014年を4.4%、2015年を4.8%、2016年を5.3%、2017年を5.4%と予測した。