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中国、原油の対外依存度60%・・今後も上昇の見込み

中国国土資源部は2014年の石油生産量を前年比0.7%増の2億1000万トン、天然ガスの生産量を同10.7%増の1329億立方メートル、石油・ガスの当量を同3.7%増の3億3000万トンだったと発表した。数字はいずれも速報値。1月14日、毎日経済新聞が伝えた。

また、税関総署によると昨年の中国の原油輸入量は3億1000万トンで、原油の対外依存度は前年比2.6ポイント上昇し59.6%だった。

国土資源部の担当者は「昨年の主力油田の生産量は安定的に伸びた。大慶、勝利、渤海、長慶、延長、新疆、遼河の七大油田の生産量はいずれも1000万トンを超え、大慶の石油生産量は12年連続で4000万トンを上回った」と述べた。ただし、大慶油田は今年150万トンの減産を予定しており、国内原油生産量は今後、減少する可能性があるという。

卓創資訊のアナリスト高健氏は「原油の対外依存度は長期的にみて高まっていくだろう。現状でも供給が追い付いていないのに、大慶油田は今後5年減産する方向だ。輸入依存度を抑えるには、中西部地区や海上油田の開発が不可欠だ」と指摘した。