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12月の中国製造業PMIは50.1、力強さ欠く―中国メディア

2014年12月の中国の製造業PMIは前月比0.2ポイント下落の50.1%だった。アナリストは、「中国の製造業は安定しているが、力強さに欠けている」ととらえている。5日、中国証券報が伝えた。

国家統計局サービス業調査中心の趙慶河シニア統計師は「工業品の出荷価格は下落が続き、関連企業の投資も弱いため、生産や受注が影響を受けている」と指摘した。企業規模別にみると大型企業のPMIは前月比0.2ポイント低下の51.4。中型、小型企業はそれぞれ48.7%、45.5%で依然として苦境にあることがうかがわれる。

光大証券チーフエコノミストの徐高氏は「製造業PMIは2014年最低の水準となった。原材料購買・在庫指数が一段と下がったのは、企業が在庫を確保する意欲が低下していることを示している。雇用指数も振るわない。ただ、不動産販売は回復が鮮明で、経済に明るさが見え始めている」と述べた。