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銀聯カードがルール厳格化 処罰対象を拡大―中国メディア

業界で「史上最も厳しい」と言われる銀聯カード業務規則(通称「新5号文」)が1月1日から導入される。違反への処罰を厳格化しただけでなく、その対象も決済機関から発行機関へ拡大する。29日、新京報が伝えた。

最低制約金額は従来の2万5000元だったが、5万元に引き上げる。規則違反取引の計算期間も180日から1年に延長する。

また、新5号では処罰の対象を従来の決済機関からカード発行機関に拡大。つまり銀行も処罰の対象になる。

今年に入り、銀聯は決済市場の整理を進めている。業界関係者によると、銀行同士が競争激化で手数料の値下げを進めた結果、決済市場に二重価格が出現し、利ざやを得る業者が出るなど混乱に拍車をかけているという。

また、中国の決済市場の海外開放を控え、銀聯は競争相手の登場をにらみ、ルール整備を図っているという見方もある。