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中国の有料道路、昨年は661億元の赤字―中国交通部

中国・交通部は23日、2010年から2013年にかけて、有料道路に毎年平均5975億元の新規投資をした一方で、2011~2013年の赤字は計1550億元にのぼったと発表した。24日、証券時報が伝えた。

中国は1984年から「融資で道路を建設し、通行料で返済する」政策のもと、道路を整備してきた。現在の高速道路の97%は同政策で建設されている。また、政府は2008年に21省の一部道路を無料化した。

有料道路建設の累計投資額は、2010年から2013年にかけて1兆7926億元増加した。高速道路は中西部に延伸しており、土地収用費や原材料、人件費の高騰がコストを押し上げ、昨年の赤字額は661億元に達した。通行料の86.2%は債務の返済に充てられており、10元の通行料を払うなら8.62元は借金返済に回っていることになる。