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中国の石炭の生産・販売量は3%減見通しに―中国メディア

中国石炭工業協会は、今年1~11月の石炭生産量が前年同月比2%減、販売量が同2.1%減となり、今年通年では生産、販売ともに3%前後の減少になるという見通しを示した。23日、新華網が伝えた。

22日に太原市で開幕した石炭交易大会で、同協会の姜智副会長が明らかにした。姜副会長によると、石炭の在庫量は、全国の消費量の1か月以上に相当する3億トンを上回る状態が36か月続いており、8省の石炭産業が赤字状態にある。また、企業の70%以上が利益を出せていない。

最近では政策支援もあり、石炭価格が小幅上層し、輸入も減少するなど明るい兆しがみられるが、大きな需要の伸びも期待できないため、価格の下押し圧力は依然として強い。姜副会長は「石炭業界が根本的に好転する見通しは立てづらい」と述べた。