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中国、2020年に湾岸諸国の最大の輸出先に―英シンクタンク

英紙エコノミストのシンクタンクは、中国が2020年に湾岸協力会議(GCC)加盟国の最大の輸出市場になり、中国の対GCC投資も大幅に増加するとの予測を公表した。17日、新華網が伝えた。

報告は、GCC加盟国の2020年の対中輸出額を1600億ドルと予測。中国も、同年には2013年の倍近い1350億ドル相当の貨物を供給するとした。

今年時点でGCC加盟国の輸出額に占める対中国の比率は12%となっている。中国の建設業者のGCC加盟国での動きも活発で、米ヘリテージ財団によると2005~2014年、中国は同地区で300億ドルにのぼる契約を結んだ。2005年にドバイで登記された中国企業はわずか18社だったが、現在は3000社近くに増えている。

GCC加盟国の中国進出も増えており、ドバイに本部があるジュメイラホテルは中国で8つのプロジェクトを進めている。

報告によると中国企業が中東で利益を上げている分野は電信、消費品、基礎インフラ分野で、ドバイでは人民元の取引も進んでいる。中国とアラブ首長国連邦、ドバイは金融方面での提携も強化している。