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韓国第3の携帯メーカーが経営破たん、従業員に給与2割減を哀願―中国メディア

巨額の負債を抱えて経営破たんした韓国第3の携帯電話メーカー、パンテックが、12月から来年3月までの給与について、2割を会社に返還するよう従業員に懇願していることが分かった。15日付でTechWebが伝えた。

パンテックは韓国国内でサムスン、LGに次ぐ第3の携帯電話メーカーだが、巨額の負債を抱え、今年8月に裁判所に法定管理を申請、9月に売却されることが決まっていた。ところが、売却入札の締め切りが近づいても、買収を名乗り出る企業は1社もなかったことから、身売り先が見つかるまでの急場しのぎとして、従業員に給与の減額を頼み込むことになった。

事情を知る関係者によると、先月28日に従業員を集めた会合があり、そこで給与の一部を献上してほしいとパンテック側から申し出た。大量のリストラを回避するための措置とみられており、今のところ、従業員側から異議は出ていないという。最新の報道によると、約1600人在籍していた従業員のうち半数以上がすでに辞職している。

今年10月には、中国の携帯電話メーカー、中興通訊(ZTE)がパンテックの買収に意欲を示していると報じられたが、今のところ、中興通訊側から正式な発表はなされていない。