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日本、中国を抜いて世界最大の太陽光発電市場になる見通し―中国商務部

中国商務部は10日、分散型太陽光発電システムの発展に力を入れるため、地上設置型の太陽光発電所プロジェクトの認可を見合わせる方針を固めたと発表した。

これにより、2014年の太陽光発電の新規発電容量を1400万キロワットにするという目標は実現が難しくなる見通し。一方、日本が中国を抜いて新規発電容量で世界一になるとみられている。

中国国家気候変動戦略研究・国際協力センターの李俊峰主任によると、国家能源(エネルギー)局が定めた今年の新規発電容量は1400万キロワットで、内訳は600万キロワットが地上設置型の太陽光発電所、800万キロワットが分散型太陽光発電所となっている。また、今年1~9月に新たに系統連系が行われた容量は379万キロワットとなり、通年で1000万キロワットに達するとみられている。

ブルームバーグの予測によると、2014年の日本の新規発電容量は1030万キロワット~1190万キロワットに達する。2013年第4四半期の中国の新規発電容量は890万キロワットで、通年の70%を占めた。昨年末までに系統連系が行われた発電容量は累計で1942万キロワット。2015年は3500万キロワットに増やす計画だという。現在、太陽光発電の発電容量が占める割合は中国全土の2%で、4年前の25倍となっている。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/403917/