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原発建設に民間資本導入を推進―中国政府

中国・国家発展改革委員会はこのほど記者会見を開き、沿岸部の原子力発電所事業に民間資本を導入してゆく方針を明らかにした。5日、中国メディア・京華時報が伝えた。

発展改革委は「今後、沿海部の原発建設に着手したい。また、原発建設における基幹ネットワークやクリーンエネルギー、オイルガス、鉱山物資源などのプロジェクトで、民間資本の参画を推進する」としている。

現在中国で稼働中の原発は21基で発電容量は1902万キロワット。建設中の原発は27基、発電容量は2953万キロワットと世界最大数となっている。これまでの運用では安全上の重大なトラブルは発生していない。

国家能源局核電司の劉宝華司長は「これまで原発分野は国有資本に依存してきたが、今後のさらなる成長に向け、民間資本も導入する必要がある」と述べ、「多くの国では安全水準を満たしていれば、国家資本、民間資本、社会資本を問わず参画できる」と紹介した。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/403588/