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「ニューヨークで製造し、中国で販売する」、米国が対中輸出の強化図る―中国メディア

香港紙・大公報は3日、「ニューヨークで製造し、中国で販売する」ことは、ニューヨークの商業界では早くから知られている物語だと報じた。中国新聞網が伝えた。

「メイド・イン・アメリカ」を中国に売り込むことが、米商務省の重点目標となっている。ステファン・セリグ商務次官は、「米中貿易には様々な挑戦が存在するが、米国国際貿易局の主要任務は、米国企業の大中華圏への進出を後押しし、輸出を促進することだ」と語っている。

中国で中産階級の増加が進んだ過去28年において、米国から中国への輸出は40倍以上増加した。1985年の米国の対中輸出額はわずか30億ドルだったが、昨年は1220億ドルにまで増えた。2007年以降、中国はメキシコ、カナダに次いで米国にとって第3の市場となっている。メキシコとカナダとの間には自由貿易協定(FTA)が結ばれ、隣国という地の利もあるが、中国はどちらの条件も持っていない。

セリグ商務次官は、米国の対中輸出の今後について、「世界最大規模の中産階級が生まれ、米国製品に対するニーズも高まるに違いない」と期待感を示している。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/403160/