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日産、ホンダの中国での販売5カ月連続減―香港メディア

日産自動車とホンダの11月の中国での販売台数が5カ月連続下降した。3日、鳳凰財経が伝えた。

日本メーカーとして中国で最大のシェアを持つ日産の11月の中国での販売台数は前年同月比12%減の11万6200台。ホンダの販売台数は同12%減の7万2973台だった。

日産は販売減の原因を「小型乗用車市場の競争がし烈なことに加え、中国経済の低迷で商用車も不振だった」とコメントした。

唯一好調だったのは新車2車種を発表したトヨタで、11月の販売台数は同2.9%増の9万2300台だった。

アナリストは「中国の自動車市場全体が、経済の不確定性や融資の厳格化など複数の要因でぱっとしない」と述べた。

ただ、日本メーカーの販売は自動車業界全体の傾向を下回っており、「2012年の尖閣諸島問題もまだ尾を引いている」と指摘する声もある。

日本メーカーもシェアを奪回するために、中国人の嗜好に合わせた車種の販売や、反日デモで損壊した自動車の補償などに取り組んでいるが、ドイツ勢や米国勢の後塵を拝する状況が続いている。中国自動車工業協会によると今年1~10月、日本メーカーの中国乗用車市場での販売シェアは15.2%となり、前年同期の15.6%から微減となった。一方ドイツ勢は19.7%から21.1%に、米国勢は12.5%から12.8%にシェアを伸ばした。

日産は今年の販売目標を140万台から127万台に、ホンダは90万台から80万台に下方修正している。現時点で日産の販売台数は前年同期比1.7%増の110万台、ホンダは同1.4%減の64万6127台にとどまっている一方、トヨタは同12%増の90万7400台となっている。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/403204/