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中国の不動産市場回復の兆し 利下げでマインド改善―中国メディア

中国人民銀行が利下げを実施して1週間。中古不動産の成約数は前月比7割以上増えた。11月30日、法制晩報が伝えた。

北京市住建委によると11月の新築不動産の成約数は1万の大台を超え、中古も9390件に達した。それぞれ前月比40%、74.8%増と消費が旺盛な9、10月を上回った。

1~11月の中古住宅の成約数は約8万9000件で、前年同期比7割減となり、過去最低の水準で推移している。平均成約価格は1平方メートル2万9976元で、同5.9%増だった。

ある不動産業者は「利下げのおかげで多くの人が家を見に来るようになった。しかし成約まで行きつくのは結婚を控えているとか、子供のために大きな家が必要になったなど、購入意欲が明確な消費者ばかりだ」と語った。市民の多くはまだ様子見姿勢を崩していないようだ。

偉業我愛我家集団の胡景暉副総裁は「利下げは消費者のマインドを改善する。来年にかけて需要は次第に回復するだろう」と述べた。利下げはディベロッパーの資金圧力も緩和する効果があり、胡景暉副総裁は春節前には北京市の住宅市場は厳寒期を脱出するとみている。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/402968/