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中国人に不動産市場から締め出されるとの懸念、規制求める議案が提出される―オーストラリア

オーストラリア議会経済委員会は27日、外国人の不動産投資に関する規定を強化するための議案を提出した。潤沢な資金を持つ中国人に国内の買い主が締め出されるとの懸念が広がっているという。28日付で環球時報が伝えた。

27日付の英紙ガーディアンよると、オーストラリアでは中国人による投資がデリケートな話題となっている。クレディ・スイスが今年発表した推計によると、今後7年間に中国人投資家は総額400億オーストラリアドルを投じてオーストラリアの不動産市場を席巻し、現地の不動産価格を押し上げる。オーストラリアの不動産価格はすでに世界有数の高さとなっており、シドニーなどの大都市では1平方メートルあたり平均で3万~5万元に上っている。

シドニー・モーニング・ヘラルドによると、現行の規定では、オーストラリア在住の外国人または短期ビザ所有者は建築中の分譲物件や開発用の遊休地しか購入できないが、留学生のような中長期在留者は竣工済みの分譲物件を購入することが可能だ。中国国内の財産証明または収入証明を提出すれば、中国人も現地の銀行でローンを組むことができる。金利は現地の人と同じだが、借りれる金額は少し低いという。

(http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/402727/)