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「単独二孩」の実施から1年、「2人目」申請数が予想を大きく下回る・・主因は養育費の高さ―中国紙

第18期3中全会の閉幕後、中国各地で「単独二孩」(夫婦の一方が1人っ子であれば第2子の出産を認める制度)の実施が始まり、出産ブームの到来が予想されていたが、実際には第2子の申請をした「単独」(夫婦の一方が1人っ子)夫婦は全体のわずか24.9%であることが分かった。27日付で中国青年報が伝えた。

昨年11月に3中全会が開催された当時、国家衛生・計画生育委員会が実施した調査では、「単独」夫婦の50~60%が「第2子出産」への意向を示していた。ところが、1年経った現在、条件を満たしている夫婦のうち、実際に「第2子出産」の申請をしたのはわずか24.9%だった。中国青年報社会調査センターが「民意中国網」と「北京益派市場咨訊」を通じて実施した調査で明らかになった。

「第2子出産」の申請をしない理由で最も多かったのは、「子どもの養育費が高すぎる」(58.1%)。これに「時間的コストが高すぎる」(36.5%)、「子どもは1人で十分」(32.3%)、「伝統的な考え方が変わり、子どもをたくさん欲しがらなくなった」(29.0%)、「少し考える時間が必要」(28.8%)、「申請手続きが複雑」(23.4%)、「住宅が狭い」(23.0%)、「仕事が忙しい」(22.4%)、「女性側の犠牲が大きすぎる」(15.1%)が続いた。

「単独二孩」の実施から1年間の申請数はわずか70万件と多くの人口学者の予想を下回った。華中科技大学人口研究所の石人炳所長は「2人目が欲しいという希望と、実際に生むかどうかは別問題だということが分かった。当初はそれに気づかなかった」と語っている。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/402597/