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中国の国外留学生事情 出国者増える一方で、卒業後に帰国して就職する中国人も増加―中国メディア

中国政府・教育部が26日の記者会見で中国人留学生の帰国就職にかんする状況を発表、国外留学者が増え続けているとともに、多くの留学生が帰国しての就職を選択していることが明らかになった。中国広播網が同日報じた。

教育部は「中国留学帰国就職青書」の内容について紹介。改革開放開始から2013年末までの、国外留学者数の累計が305万人に達し、そのうち帰国者数は144万人あまりと約半数が帰国後の就職を選択していることを説明した。また、13年末現在で7割以上の留学生が「卒業後に帰国してキャリアを積みたい」と考えていることも明らかにされた。

教育部留学サービスセンターの孫建寧主任によると、ここ数年は留学のための出国者と留学からの帰国者数が増加し続けているという。また、13年には留学からの帰国者が35万人あまりと、留学目的の出国者数の85%を占めており、より多くの中国人留学生が帰国して就職する道を選ぶ傾向があるとのことだ。

帰国する留学生の95%は22歳から34歳、とくに22歳から26歳だけで約7割を占めた。専攻科目で多かったのは工商管理、応用経済学、理論経済学、外国語文学、芸術学、コンピューター科学・技術、管理学・エンジニアリング、教育学、社会学、ニュースメディア学の10科目で、商業系や社会科学系が主体となっている。

(http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/402540/)