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中国国有企業の利益6.1%増、負債は12.1%増―中国メディア

財政部は今年1~10月の国有企業の利益総額が前年同期比6.1%増の2兆843億3000万元で、負債総額は同12.1%増の65兆5129億元だったと発表した。財務費用が20%以上のペースで増えており、利益を圧迫している。25日、中国・毎日経済新聞が伝えた。

財政部は「統計対象の国有企業の利益総額や納税額は前年同期比で増えているが、コストの増加幅は収入増を上回っており、負債の増加幅も資産の増加を上回っている」と述べた。

1~10月の国有企業の売上高は同4.5%増の計39兆3171億元、経費は同4.8%増の計37兆9754億6000万元だった。販売費用、管理費用、財務費用はそれぞれ同6%、同3.3%、同18%増えた。中央国有企業の財務費用は21.3%増え、地方国有企業の財務費用は14.6%増えた。

国有企業の資産総額は10月末時点で同11.9%増の100兆4111億7000万元。中央企業の負債総額は同10.3%増の34兆4906億4000万元で、地方国有企業の資産負債総額は同14.2%増の31兆222億6000万元だった。

業界別にみると、鉄鋼、交通、自動車、不動産施工、電力などの利益がプラスとなり、有色金属、石炭、ケミカル、石油石化、通信などはマイナスだった。

喜投網の黄生董事長は「中国人民銀行の利下げで、負債のコストが下がり、投資も増えるだろう」と指摘した。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/402414/