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中国、来年のGDP成長率目標7%か―中国メディア

中国政府は12月の経済工作会議で、2015年の消費者物価指数(CPI)をプラス3.5%に維持するかを討論する。同時に、来年のGDP成長率目標や、M2伸び率の目標も議論する。13日、第一財経日報が伝えた。

内部関係者によると、GDP成長率目標を下方修正する方針は既定路線だが、具体的な数字はまだ出ておらず、おそらく7%になるとみられる。CPIの動向については、明らかにされなかった。

先月のCPI上昇率は約5年ぶりの低水準となっており、生産者物価指数(PPI)も減速している。ことから、来年のインフレ目標も下方修正される可能性が高い。

海通証券のチーフマクロアナリスト姜超氏は「2014年のCPI目標は3.5%だったが、実際は2%前後にとどまっている。来年の目標は情勢の変化を踏まえ3%程度になるのではないか」と予測する。

最近の経済指数が低迷していることもあり、多くのアナリストが、中国ではデフレ圧力が強まっていると指摘する。HSBC中国地区チーフエコノミストの屈宏斌氏は「10月の物価指数は低く、現状は物価が低迷し、生産設備利用効率も悪く、企業の在庫も積み上がっているなど、需要は弱い。利下げなどさらなる政策が求められる」と述べた。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/401433/