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スモッグが上海市内に襲来、重度の大気汚染発生―中国メディア

中国メディア・中国新聞網は12日、上海市が同日重度の大気汚染に見舞われ、同市気象局がスモッグ警報を発表したと報じた。

秋から冬にかけてはスモッグが多発しやすくなる時期で、同市では6日に続き、今月に入って2度目のスモッグ襲来となった。6日の大気の質を示す指数は175だったが、現地時間12日午前10時現在で271を記録、重度汚染の基準に到達した。PM2.5の濃度も一時1立方メートルあたり220マイクログラムを超えた。

浦東開発区に住む市民は、普段のなら見えるはずの上海中心部を含む建築群が12日には見えなくなったと紹介。この市民は、上海中心部が3分の1しか見えなくなったら外出時にはマスクを着用すると語った。

同市は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で児童や高齢者、肺や心臓の疾患患者の屋外運動中止、健常者も運動を控えるよう呼びかけるなど、大気汚染関連情報を発表した。

同市気象局の担当者は、「大気が安定しており風が弱かったために汚染物の拡散が妨げられた」と12日午前のスモッグについて解説した。

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