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中国人の平均ビール消費量、年に34.2リットル 世界平均を上回り飽和状態に

中国酒業協会ビール分会の何勇事務局長によると、現在、中国人の年間のビール消費量は1人平均34.2リットルまで増え、世界平均の33リットルをやや上回る水準となった。消費量は飽和し、中国ビール産業は成熟期に入ったばかりの段階だという。中国紙・第一財経日報が10日伝えた。

中国で今年1~9月のビール生産量は前年同期比1.74%増の4092万4500キロリットル。9月の生産量は前年同月比10.83%減の412万4300キロリットルだった。8月の生産量も同6.52%減で、減少傾向が続いている。

昨年の生産量は前年比4.6%増だったが、今年は通年で同1%増程度となる見通しだ。7~9月には雨の日が多く、ビール消費量が伸びなかったため、生産量も落ち込んだ。また、ブラジルワールドカップ前に消費が伸びたことの反動で減少した側面もある。

何事務局長は「消費量が安定し、消費者が量の追及に満足すると、今度は自然と質の追及に向かう。現在、中国国内のビール産業は過度な競争状態にあり、全般に見てレベルが高くないが、将来的には中・高級の製品が伸びていくだろう」と分析した。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/401029/