「中国購買発展報告（２０１４）」によると、昨年の中国社会物流総費用は１０兆元を超えた。ＧＤＰに占める比率は１８％と、米国（８．５％）の２倍以上となっており、物流コストの大きさが鮮明となっている。９日、新華網が伝えた。

昨年の中国の社会物流総費用は前年比９．３％増の１０兆２０００億元。伸び幅は前年より２．１ポイント低下したが、ＧＤＰに占める比率は米国、日本、ドイツなど先進国だけでなく経済発展水準が同程度にあるインド（１３．０％）やブラジル（１１．６％）をも上回っている。

報告は「先進国の物流コストは最終製品コストの１０～１５％だが、開発途上国ではあらゆる低効率が物流コストを押し上げ、最終製品に占める割合も１５～２５％となっている。中国の製造業は３０～４０％とさらに高い」と指摘した。

（http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/401013/）