中国の都市住民の昨年の平均可処分所得が２万６９５５．１元となり、１米ドル＝６．１元で換算すると前年比９．７３％増の約４４２０ドルに達したことが分かった。１～２年のうちに５０００ドル台に乗る可能性が高い。欧米では可処分所得５０００ドルがアウトドア市場成長の重要なポイントとなっている。９日、中国メディア・戸外資料網が伝えた。

米国、カナダ、英国では可処分所得が５０００ドルに達した後、レジャー、フィットネス需要が爆発的に伸びた。例えば米国、カナダ、英国では１９７０年代後半に登山事故が激増したが、これは登山の広がりと関連づけることができる。 ３カ国の国民の平均可処分所得はこの頃５０００ドルに達した。

中国でも経済成長に伴い、都市住民の消費ニーズが体験型消費にシフトし、アウトドア活動も生活に根付き始めている。２００７～２０１３年のアウトドア関連商品販売額は年間４０．２％成長した。中国東部では平均可処分所得が５０００ドルに達した地区も複数ある。海外ではこの５０００ドルの壁を突破するとアウトドア市場が１０年以上高成長を続けることが確認されており、中国でも市場の潜在力が期待されている。

（http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/401017/）