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美しい景観、事例紹介 伊豆市でパネル展 

市内にある美しい景観を守るための計画・条例策定に取り組んでいる伊豆市は8日から、景観資源パネル展を、4カ所で開かれている市民文化祭の中で行っている。あまり知られていない市内の美しい風景や昔の写真、全国の景観づくりの先進事例、好ましくない景観の事例などを紹介。併せてアンケートを行い、計画整備に向けた素材集めに取り組んでいる。9日まで。

 美しい風景は市職員が撮影した写真を使用。修善寺湯舟の砂防公園、牧之郷の田園風景、下船原のつり橋、大久保集落と富士山など、有名ではない“隠れた名所”を紹介している。懐かしい昔の写真は、合併前の4町時代に作った記念誌などから引用した。

 先進事例では掛川市の横須賀地区や富士宮市朝霧地区、山梨県の身延駅前などを紹介。好ましくない例としては看板の乱立、派手なのぼり旗、電線・電柱などを挙げた。

 伊豆市は昨年1月、景観法に基づく景観行政団体の認定を受けた。しかし景観計画を策定しないと、建築物の意匠や色彩などを規制誘導することができないため、本年度から計画・条例策定に向けた取り組みを始めた。2016年度中に整備し、17年度からの施行を目指している。策定には市民の協力が不可欠なため、文化祭での展示とアンケートを企画した。

 市は、今後も人が集まる場所でのパネル展示を計画している。

(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141109-00000035-izu-l22)