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上海の外資行、上期は4割減益=資産もわずか2%増

【上海時事】

22日付の中国紙21世紀経済報道によると、上海市に拠点を置く外資系銀行の2013年上半期(1~6月)業績は、純利益合計が前年同期比39%のマイナスとなった。資産の増加率も同2%増にとどまった。もうけすぎが批判される中国の大手国有銀行とは対照的に、外資は各種の規制により業務拡大に手間取っているもようだ。
 

上半期に外資行が受け入れた預金は1%減少、融資は6%増加。6月末時点の不良債権比率は0.42%と12年から0.08ポイント上昇した。各行は収入源の多様化を目指し、中小企業向け業務や資産運用商品の代理販売などを強化しているという。
 

6月末時点の総資産上位10行は、HSBC、東亜、スタンダード・チャータード、シティ、三菱東京UFJ、DBS、ハンセン、南洋商業、みずほコーポレート、三井住友だった。