【上海時事】
14日付の中国紙・第一財経日報によると、英金融大手HSBCと香港・東亜銀行の中国法人は12日、上海市に開設された「自由貿易試験区」(FTZ)での支店開設認可を取得したとそれぞれ発表した。
上海FTZへの外銀の進出は、9月29日の開設当日に第1陣として認可された米シティとシンガポールのDBSバンクに加え、これで4行となった。
支店の開業時期についてHSBCは2014年初めと発表。東亜銀行は、正式な業務開始には6カ月程度を要するとしている。
中国政府は上海FTZで、人民元の資本取引解禁や金融市場の金利自由化などを容認する方針を発表している。しかし、具体的にいつからどんな業務が認められるかは、当局が今後発表する細則待ちの状態となっている。