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上海自由貿易区に会社を設立した場合のメリット

一、1元会社の設立が可能
法律、行政法規、国務院の規定する特定業界の最低登録資本金金額に対し要求がある以外、有限公司最低登録資本3万元、一人有限責任公司最低登録資本10万元、株式有限公司最低登録資本500万元の規定が取り消された。よって、初期出資の金額、比率、現金出資の比率、出資期限に対しても、強制的制限がなくなった。


二、企業年度検査制度(年検)の廃棄

上海自貿区内の企業に対し、年度検査制を企業年度報告公示制に変更する。企業は年度ごとに一定の期間内において、市場主体信用情報公示システムを通じ、工商部門に年度報告を送付し、社会に公示する。いかなる企業及び個人は当該情報を調べられる。「中国(上海)自由貿易試験区管理弁法」の規定により、年度報告公示の弁法は別途に制定する。

 

三、一口受理
「一口受理」とは、工商、試験区管理委員会(即ち授権を得て外資認可または届出の所管部門)、質量技術監督及び税務部門に対する申請書類を、工商部門が全部受理し、部門間回覧の形式で許認可または届出手続きを完成し、「一口受理」の窓口を通じ、申請人に各種類の認可結果、許可書を発行することである。企業はインターネット(www.shanghai.gov.cn)または上海自貿区総合サービスセンターを通じて申請を提出する。工商部門は3営業日以内で登記決定を発行する。質量技術監督、税務部門は、工商部門認可後の1営業日以内に各許可書を発行する。内資企業及びネガティブリストの規定以外の外商投資企業は、4営業日以内に営業許可書、機構コード証、税務登記証などの許可書を取得する。


四、区内のこと、区内で受理

国家工商総局は上海自貿区内の外商投資企業の登記認可権を上海自貿区内工商部門に授権する。自由貿易試験区分局は上海市人民政府及び授権部門(即ち試験区管理委員会)が認可(届出)した外商企業の登録及び監督を担当する。